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教員名 | 来海 暁 1969年生まれ | |
職位 | 教授 | ||
学位 | 博士(工学) | ||
最終学歴 | 東京大学・大学院工学系研究科・博士課程修了 | ||
研究室URL | http://www.osakac.ac.jp/labs/kima/ | ||
専門分野 | 画像・光計測 |
プロフィール
博士論文では、画像の時間軸変復調に基づく能動画像センシングのための素子「時間相関イメージセンサ」の開発と応用に取り組む。現在は分光特性が任意の対象物体を実時間検出可能な「スペクトルマッチングイメージャ」の開発、物体の分光反射特性の計測・推定などの研究を行っている。
研究内容
○実時間ヘテロダイン復調映像法
近年はあらゆる科学技術の分野において、微細で複雑な構造を持つ素子の開発がキーテクノロジーとなっており、そのために物質の形状、内部構造、物理的特性などの性質を高精度に計測する方法が望まれている。このような性質はそれと相互作用する光の変化によって知ることができ、その一つにヘテロダイン干渉計測法がある。本研究では独自に開発した撮像素子を用いて高精度かつ高速にヘテロダイン干渉計測を行い、ミクロン以下の表面形状や屈折率分布などを実時間で可視化するシステムの実現を目指している。
○光反射特性計測システム
人間の網膜に映る像は、見ている空間に存在する物体とそこで反射される光の相 互作用によって作られる。 コンピュータグラフィックス(CG)は、光と反射物体の性質から逆に人間に見え るような画像を作り出す技術であり、光の反射特性が正確に記述できていればい るほどより写実的な画像が作れる。 このような技術は、近年需要の拡大しているインターネットショッピングや、遺 跡や骨董品のディジタル保存化に欠かせなくなっている。 本研究では、このために必要となる反射特性の計測システムを開発している。
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