情報工学とは、「情報」そのものに主眼をおいた工学であって、次の5つの要素技術から成り立っています。
- 情報を発生する技術(新しい情報を創造する技術)
- データマイニング、コンピュータグラフィックス・・・ほか
- 情報を伝達する技術(コミュニケーションと情報通信の技術)
- インターネット、ウェブデザイン・・・ほか
- 情報を収集する技術(センシングと知識獲得の技術)
- 3次元計測、画像センシング・・・ほか
- 情報を蓄積する技術(データベースを構築する技術)
- マルチメディアデータベース、データ圧縮・・・ほか
- 情報を処理する技術(情報の形を変える技術)
- パターン認識、英語自動翻訳・・・ほか
情報工学の基礎を開拓した偉人C.E.シャノン |
 C.E.シャノン(1916-2001) |
C.E.シャノンは、情報工学の重要な要素技術である情報通信分野を開拓した偉大な研究者でコンピュータの出現前に“ビット”という情報量の単位を発案しました(1948年)。シャノンは、まさに情報工学の父ともいえる存在です。輝かしいシャノンの業績はいまもなお先端研究に強い影響を及ぼし続けています。M.ミンスキーは、彼を評してつぎのように述べています。「どんな問題がもちあがっても、シャノンは喜々として取り組みました。驚くような新しい発想をもちこんで問題に挑戦するのです。彼にとって、問題が難しそうであればなおさらのこと、新しいことを発見できるチャンスだったわけです」。21世紀は、情報工学の世紀です。新しい発想で豊かな情報社会を築いていきたいものです。 |
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